マテリアル事業部

マテリアル事業部

マテリアルとは素材の意味です。加工品のもととなる素材を表す言葉ですが、あらゆる製品になる原料や材料、素材を製造している事業部です。
こちらでは代表的な製品をご紹介いたします。

バイアステープ


色や素材はもちろん、弊社独自の柄をプリントした製品や、業界トップクラスの反射輝度を誇る再帰反射テープなどをご用意。他にも、アパレル業界からの要請で開発したストライプカラーバイアスのように、お客様の様々なご要望にお応えするため、新しい製品や技術の開発にも積極的に取り組んでおります。

ラミネート


生地と生地とを貼り合わせる、あるいは生地に別の素材を貼り付けて、新しく一つの素材を作る加工方法を、ラミネート加工といいます。エマルジョン法やホットメルト法など、様々な方法があります。

モールド


ご家庭のアイロンがけと同じように、素材は熱を加えると変形します。これを応用したのがモールド加工で、平面の生地を加熱することによって立体を作り出します。モールド加工には様々な方法があり、これらを組み合わせることで、色々な素材を使用目的に合わせて3次元化することができます。

バイアステープ

自由自在な形を囲う、それがバイアステープ

縁をきれいに囲うことが出来るテープ。それがバイアステープです。普通のテープを曲線を描くように貼ってみると、テープにシワが寄ってしまい、きれいに貼ることはできません。バイアステープは、布目に対して45度の角度で斜めに裁断しています。
たったこれだけの違いが、テープに伸度を生み出し、曲線でも問題なく加工することができます。
バイアステープの代表的な用途は、衣料品や寝具、雑貨などの繊維製品の縁巻きです。縫製の難しい曲線部分の仕上げには欠かせません。そして単にほつれの防止や補強だけでなく、装飾としての役割もあります。

日本で一番美しいバイアステープを目指して

トップマン工業は、「日本で一番美しいバイアステープ」を目指しております。特に厳しく、高い意識で取り組んでいるのが、使用する生地についての品質管理です。確かな商品を提供するのはメーカーとしての義務です。
このため、色やロットについては、全て社内でコントロールする体制を整えており、製造工程ごとのチェックも入念に行っております。こうして生み出されたトップマン工業のバイアステープは、色や素材はもちろん、弊社独自の柄をプリントした製品や、業界トップクラスの反射輝度を誇る再帰反射テープなど、他社にはない様々な製品をご用意しております。
またアパレル業界からの要請で開発したストライプカラーバイアスのように、お客様の様々なご要望にお応えするため、新しい製品や技術の開発にも積極的に取り組んでおります。アパレル業界から、産業資材までの広い範囲で加工をお受けしていますので、素材から新しい加工を生み出す、新素材を生み出す加工によりお客様に提供したいと思っています。

細くて長いモノがテープである!

そしてトップマン工業のバイアステープはアパレル業界だけにとどまりません。細くて長いモノであれば、それはもうテープだという意識で、産業資材業界やクラフト業界など、多岐に渡る業界向けにもテープ製造をしております。

トップマン工業の高視認材

近年のユニフォームアパレル(特にワーキングユニフォーム市場)は常に使用者の安全性・快適性を要求されております。トップマン工業はそのご要望に答えるべく ISO・JIS 基準に基づいた高視認性材料を取り揃えております。
テキスト・テープ・3次元加工など様々な形状に加工をし、問屋・商社様を通じ市場に供給をさせていただいております。

当然ながら、バイアステープは商品の加工に用いられて初めて役割を発揮する製品です。加工と一口にいっても、テープを折って縁を巻くだけではありません。3つ折れ、4つ折れ、あるいは折り目部分を筒状にするパイピングなど、加工には色々な方法があります。

 

ご存知のように、生地には柔らかな物からハリのある物まで様々な種類があります。それら生地の特性、あるいは商品の形状に応じたバイアステープ加工を施し、商品の強度や機能性、美しさといった仕上がりに貢献することこそが、バイアス事業部にとっての大きな使命であり、喜びです。

バイアステープカタログ

ラミネート

トップマン工業の新ラミネート技術

2017年3月に新ラミネート機を導入しました。目的は厚いボリューム感のある素材から、薄いデリケートな生地までを安定加工できるようにすることが目的です。この新型機でより安定したラミネート加工ができるようになりました。
また、繊維製品ではない、化成品と繊維製品とのラミネート加工なども依頼されるように なり、ラミネートでの幅の広がりがより一層に出てきております。

異なる素材を貼り合せ、新素材を生み出す加工

生地と生地とを貼り合わせる、あるいは生地に別の素材を貼り付けて、新しく一つの素材を作る。この加工法をラミネートといいます。アパレル業界ではボンディングと呼ぶ方が多いかもしれません。読んで字のごとく、接着剤(ボンド)で接着する技術です。例えばニットにウレタン、ニットに不織布、といった具合に、二つの異なる素材を一つにすることで両方の特性をあわせ持つ、あるいは新しい特性を持った素材が生まれます。シンプルな加工法ですが、一から新素材を開発するより遥かに低コストで確実な方法といえます。衣服など、アパレル商品を製造する際、縫製が少なく済むというのもメリットです。ラミネート素材は、いってしまえば、あらかじめ複数の素材を一つにまとめてしまっているわけですから、バラバラな複数の素材を縫い合わせて製造する場合に比べて、縫い目や費やす労力は比べるまでもありません。

また、縫製に向かない素材の使用も可能になるほか、抗菌、防臭、防寒といった機能を生地に持たせるなど、工夫次第で多彩な素材を作り出す可能性のある加工技術です。弊社の取引先業界は、アパレル以外にも、インソール、産業資材、建築資材、雑貨業界など多岐に渡ります。今ある商品も、ラミネートを用いることで、見栄えや機能性が向上したり、コストダウンすることができるかもしれません。ただし、縫製に比べて比較的歴史が浅い技術のため、トップマン工業では日々、研究・開発・改良に力を注いでおります。

トップマン工業のラミネート接着法

ラミネートには、エマルジョン法やホットメルト法など、様々な方法があります。

エマルジョン法

水に溶けない合成樹脂を極小の粒にし、乳化剤を加え水に分散させた状態にして接着します。有機溶剤は使用しません。エマルジョン法は、仮接着が基本となり(中には接着強度の強いモノもありますが)、ソフトな風合いに向いています。

エマルジョン法の応用(水溶性糊による接着)

水に溶ける糊を使用すると、一旦貼り合せた製品を洗いにかけることによって接着を剥がすことができます。裁断・縫製しにくい生地同士を、この方法で仮接着することで、加工しやすくすることができます。加工後、洗うことで糊が落ちるため、生地同士はきれいにはがれます。

ホットメルト法

ホットメルトは熱可塑性を持つ不燃性の接着剤。常温では気化しない固形材料で、加熱すると溶融します。また有害な溶剤を一切含まないため、安全な接着剤といえます。 種類も、ナイロン系、ポリウレタン系、EVA系、ポリエステル系、ゴム系など様々なものがあり、接着する素材の材質や接着強度に応じて最適なものを選びます。

上記の方法とは別に、有機溶剤に接着材を溶かして付ける方法や、ウレタンフォームの表面を焼きながら溶かして貼り合せる方法(フレームラミ)など、様々な接着方法があります。

トップマン工業の新ラミネート技術

どの方法が適切かは、接着する素材の種類や、接着強度によって違ってきます。アパレル業界から、産業資材までの広い範囲で加工をお受けしています。社内でお受けできない加工方法であっても、ポータル的にお受けいたしますので、あらゆる加工についてお気軽にご相談ください。お問い合わせに対して短時間での即応体制を目指しており、必ず御社のご要望にお応えいたします。

モールド

生地を縫わずに形をかえる!

ご家庭のアイロンがけと同じように、素材は熱を加えると変形します。これを応用したのがモールド加工で、平面の生地を加熱することによって立体を作り出します。蒸気で加熱するスチームプレス法や、電気で加熱するドライプレス法など、モールド加工には様々な方法があり、これらを組み合わせることで、色々な素材を使用目的に合わせて3次元化することができます。

トップマン工業が製造している代表的なモールド加工製品は、インソール肩パット、ブラカップコルセット資材といった衣料品の形や機能性を影で支える資材です。
靴に入れてより着心地がいい、あるいはより形の整った衣材資材パーツを生み出すことに貢献することができることが、モールド事業部の大きな使命であり喜びだと考えております。

新素材ESK (永久形状維持) 芯

熱可塑性繊維を含んでいるポリエステルを使うことで、熱加工によって形状の安定性を維持できる新素材 【ESK芯】。
現在はESK芯だけでも、販売しておりますが、様々な用途での加工依頼もお受けしております。 肩パッド、ブラカップ、インソール、コルセット、サポーターなど多種に渡っての加工案件があります。
インソール肩パット、ブラカップコルセット資材といった衣料品の形や機能性を影で支える資材を製造しています。また、弊社独自の肩パットとして、「吸水速乾パット」と「永久形状保持パット」、抜群の通気性を誇る「ブリーズ・カップ」があります。モールド加工は様々な製品に応用可能な技術です。

トップマン工業オリジナルの肩パット

弊社独自の肩パットとして、「吸水速乾パット」と「永久形状保持パット」があります。従来製品は、ポリエステル100%の不織布を主な材料として使用しています。このため乾きにくく、洗濯する際の難点となっておりました。

吸水速乾パットは特殊な「吸水速乾不織布」を使うことによって、従来の4倍以上の速乾性をもたせることを実現しました。ご家庭での洗濯にもおすすめできる製品です。永久形状保持パットは、他社製品と比較した場合、3倍以上の形状保持度があることが、社内試験室で確認されております。このため、水洗いなどの家庭洗濯でも、形状と風合いをキープし続けることができます。

常識を覆したトップマン工業のオリジナルブラカップ

弊社独自のブラカップに、抜群の通気性を誇る「ブリーズ・カップ」があります。従来、モールドカップの99%はウレタンフォームを使用してきました。「ブラカップ=ウレタン」が業界の常識といっていいでしょう。ウレタンはクッション性や形状保持に優れ、加工がしやすいという大きなメリットがあるからです。一方で、通気性が悪いことや、素材が重いこと、変色(黄変化現象)といった様々なデメリットを含んでいるのも事実です。

トップマン工業が開発した「ブリーズ・カップ」は、不織布を使用したことで、過去には例の無い通気性と、適度なクッション性の両立に成功しました。成型時に特殊成型技術を用いることで、ウレタンの特色である高い形態安定性も確保しています。同様の製品展開はこれまでもありましたが、通気性や洗濯性などの総合ポテンシャルは最も優れていると自負しております。

インソール

近年は定元商品に力を入れ製品を作っています。

人間の健康の源は足裏環境を考え、さまざまな資材の特徴を生かして、インソールを提案させていただいております。
● 3Dインソール (熱成型)
● 衝撃吸収を用いたインソール
● 消臭機能を用いたインソール
等、まだまだ考える事は多くあります。 お客様と共に考えてより良い製品を作っていきたいと思っています。

様々なモールド加工に対応します

もちろん、モールド加工が生み出すのは、肩パットやブラカップだけではありません。様々な製品に応用可能な技術です。
トップマン工業は、お客様のあらゆるご要望にお応えするため、日々技術や製品の開発に力注いでおります。定型以外の製品についてもお気軽にご相談ください。

モールド素材カタログ